名古屋市中区・栄・産婦人科|子宮筋腫・生理痛・不妊外来・粘膜下筋腫・人工授精

不妊、生理痛、生理不順、子宮がん検診(精密検査・コルポ対応)、子宮ファイバースコープ
名古屋、栄、ラシック横(南側)のビル3階(1階にゴディバ・JTB)

 



ドクターズ・ファイル
子宮がん検診・ブライダルチェック
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診療内容

 

不妊症


不妊症の治療は体外授精・顕微受精などのART(補助生殖医療技術)の普及により大きく様変わりしました。
勘違いしてはいけないのですが、不妊治療=ARTではありません。従来からの治療法であるタイミング法、排卵誘発、人工授精などの一般不妊治療により多くの方が妊娠されています。重要なことは従来法を漫然と続けるのではなく、必要であると考えられたら適切な時期にARTに移行することです。
もちろん年齢などの様々な因子で当初からARTを選択したほうが良い方もみえますし、ご夫婦の考え方として一般不妊治療は受けるがARTは選択しないという方もみえます。
当院では生殖医療専門医である院長が、患者様の病状、背景、考え方などを十分に評価したうえで対応させていただきます。
当院は人工授精までの一般不妊治療に対応しております。ARTが必要であると判断された場合には他施設を紹介させていただきます。


 

子宮内膜症


子宮内膜症は子宮の内膜と同様の組織が、子宮内腔以外の場所(卵巣や子宮の裏側が多いのですが)に発生してきたものです。卵巣に発生する内膜症性嚢胞はチョコレート嚢胞とよばれます。


症状としては月経痛、性交痛、排便痛(とくに月経時)などの疼痛が主体ですが、不妊症を伴うことが多いことも知られています。また月経時に便が緩くなったり下痢になることも子宮内膜症の症状である可能性があります。子宮内膜症は進行性の疾患であり、重症化すると手術が必要になることもあります。初期の段階で診断するのは難しいことが多いのですが、早めに対応することにより効果的な薬剤治療が行えるので、月経痛の気になる方は、一度受診されることをお勧めします。
子宮内膜症の診断および治療については、名古屋大学に在籍していた1980年代から積極的に取り組んでおります。血液中の子宮内膜症のマーカーを月経周期と連動して測定する方法を1988年にアメリカの専門誌に発表していますが、この方法だと通常難しい初期の子宮内膜症の診断精度を上昇させることが可能です。
治療に関しても個々の患者様の病状(月経痛だけなのか、チョコレート嚢胞を合併しているのか等)、バックグラウンド(年齢、挙児希望の有無等)を考慮して適切な方法を選択します。
手術が必要と判断された場合には関連病院を紹介させていただきます。


 

粘膜下筋腫・子宮内膜ポリープの診断治療


子宮ファイバースコープにより子宮内を直接観察することにより、粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープを正確に診断します。
子宮内への突出度を評価することにより適切な治療方法の選択が可能です。
子宮内膜ポリープの処置は当院でも可能ですが、粘膜下筋腫で手術が必要と判断された場合には関連病院を紹介させていただきます。
子宮鏡下手術の適応であれば、技術認定医である院長も参加して、名城病院での手術が可能です。
月経量が多い方や不正出血のある方は一度検査を受けられることをおすすめします。


 

月経の異常 月経不順

一定の間隔で周期的に反復する子宮内膜からの出血を月経といいます。正常な月経は月経周期(月経開始から次の月経の前日まで)が25~38日、月経持続期間が3~7日です。
月経の異常には周期の異常(頻発月経、稀発月経、無月経)、量の異常(過多月経、過少月経)、持続期間の異常、月経随伴症状(月経困難症)などがあります。
月経周期の異常はホルモンのバランスが崩れたときに起こります。基礎体温や血液中のホルモンの測定により診断します。生理痛などの月経随伴症状は子宮内膜症などの病気が原因となっていることも多く、市販の鎮痛剤での対応を漫然と続けると病気が進行してしまうこともあるので注意が必要です。


 

月経前症候群(PMS: Premenstrual syndrome)

月経の2週間から1週間ぐらい前からおこり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の身体的・精神的症状を示す症候群(いろいろな症状の集まり)です。
症状には身体的症状と精神的症状があり、身体的症状としては下腹部膨満感、下腹痛、頭痛、乳房痛、腰痛、関節痛、むくみ、体重増加、にきび、めまい、食欲亢進、便秘または下痢、悪心、動悸など、精神症状としては怒りやすくなる、憂鬱、緊張、判断力低下、無気力、孤独感、疲れやすい、不眠、パニック、妄想、集中力低下、涙もろくなる、悪夢をみる、などがあります。これらの症状は単独ででることは少なく、いくつかの症状の組み合わせで現れます。そこで月経前症候群と呼ばれます。症状の現れ方は月によって異なることがあります。
原因はまだよくわかっていないのですが、卵巣ホルモンである黄体ホルモンや神経伝達物質であるセロトニンが関係している可能性があります。
治療法としては低用量ピル、SSRIと呼ばれる向精神薬、漢方療法などがあります。
月経前症候群は本人もつらいのですが、家族や職場の仲間など周囲の人たちにも影響を及ぼす可能性があります。月経前の体の不調があれば一度ご相談ください。


 

更年期外来


女性ホルモン(エストロゲン)は閉経により急激に減少し、女性の体にさまざまな変化をもたらします。
エストロゲン欠乏による典型的な症状はホットフラッシュ(熱感、のぼせ感)ですが、それ以外にもイライラ、気分の落ち込みなどの精神症状や、膣粘膜の乾燥などの多彩な症状が出現します。
さらに目に見えないところでも骨粗鬆症、血液中の脂質の変化などの原因となることから、更年期女性は全身的な健康管理が必要です。
足りなくなったエストロゲンを補充することが合理的な治療法ですが、乳癌や子宮体癌の治療後の方など、エストロゲンを補充しないほうが良い方もみえます。
そのような方には個々の患者様の症状にあわせて漢方薬、抗不安薬、さらに骨粗鬆症にたいしては骨量を増加させる作用のあるビスフォスフォネート製剤などを使用させていただきます。


 

婦人科がん検診


婦人科がん検診の対象としては、子宮がんと卵巣がんがあります。子宮がんには子宮の入り口(子宮頚部)にできる頚がんと、子宮の奥にできる体がん(内膜がんともいいます)があります。頚がんは20代後半から40代にかけて増加しますが近年、罹患率、死亡率ともに若年層で増加傾向にあります。一方体がんは50代~60代に多くみられます。頚がんはウイルス感染により引き起こされますが、体がんは閉経年齢が遅い、出産歴がない、肥満、糖尿病、高血圧などがリスク因子となっています。
日本でも子宮頸がん予防ワクチンが使用できるようになり、特に若い女性における子宮頸がんの予防および早期診断が注目されています。子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)により惹き起こされることがわかってきました。HPVは80%の女性が感染するといわれている、ごくありふれたウイルスです。ウイルスに感染しても90%以上のひとでは自然にウイルスは消失するのですが、ごく一部のひとで居座ってしまい(持続感染)、その結果子宮頸がんが惹き起こされます。ただ頸がんになるまでに数年~十数年かかることから、定期的に検診を受けていれば確実に治療することが可能です。
頚がんワクチンはHPVの感染を予防するものです。何種類もある発がん性HPVの型のうち頚がんを惹き起す確率の高い二種類(16型と18型)の感染を防ぎますが、すべての型の発がん性HPV感染を予防するものではありません。したがってワクチン接種後も定期的な検診は必要となります。頸がん検診の内容としては、細胞診・コルポ診・組織診に加えてHPV感染の有無を調べるHPVテストがあります。当院では細胞診・コルポ診・組織診・HPVテストのすべてに対応が可能です。コルポ診はコルポスコープと呼ばれる拡大鏡を使って診断するもので、組織診に際して、組織を採取する場所の確認になくてはならない診断法です。
子宮がん検診としては子宮体がん(子宮内膜がん)の検査もあり、これは子宮の奥にある子宮内膜を細胞診と組織診で調べます。卵巣は直接触れることが出来ないため細胞診・組織診が出来ません。卵巣がんの検診はエコーと腫瘍マーカー(採血による検査です)を使用して行います。


性感染症

性行為により感染する病気です。最近増加しているのはクラミジア感染症です。クラミジア以外にもヘルペス、淋病、尖圭コンジローマ、梅毒、カンジダ、トリコモナス、HIV、B型肝炎、C型肝炎、毛じらみ、軟性下疳、そけいリンパ肉芽腫などがあります。クラミジア、淋病などでは症状が軽く気が付かないこともありますが、おりものや痒みが気になる場合や、外陰部にいぼのようなものができたり、腫れていたむ時などはご相談ください。


 

低用量ピル


低用量ピルは確実で安全性の高い避妊法ですが、避妊のほかに次にお示しするようなさまざまな副効用(利点)があることが知られています。

・月経周期が規則正しくなる
・月経痛が改善される
・月経量が少なくなる
・ニキビが改善される
・子宮内膜症が改善される
・貧血が改善される
・機能性卵巣のう胞、良性卵巣腫瘍が減少する
・長期服用により卵巣がん、子宮体がん、良性乳房疾患が減る
・大腸がん、関節リウマチが減る
以上のような利点もあることから、ピルは女性にとって大きなメリットをもつお薬だと言うことができます。
ピルの副作用としては吐き気、胸の張り、頭痛などがありますが、服用を続けることによりほとんどの方で治まります。ピルを服用しないほうがよい方もみえますので(35歳以上で一日15本以上の喫煙者、血圧の高い人など)問診でチェックさせていただきます。
ピルの服用にあたっては問診と血圧測定で開始することができます。できるだけ早い時期に婦人科的診察(細胞診・エコー)を行い、半年に一度血液検査を行います。
婦人科的診察は一年に一度行うことをお勧めします。

【低用量ピルの費用】(自費)
ファボワール 2,300円/シート
ラベルフィーユ 2,300円/シート
初診時のみ初診料・服薬指導料として1,000円いただきます。再診時は薬剤料のみで再診料は不要です。

生理痛がある方は保険が適応される場合がありますのでご相談ください。


 

 

緊急避妊法


緊急避妊とは、避妊しなかったとき、避妊に失敗したときなどに、その後の妊娠を回避するための手段です。その中で最も一般的な方法が緊急避妊薬です。性交の直後に服用することで、排卵・受精・受精卵の着床を阻止して妊娠を防ぎます。

緊急避妊薬には2パターンあります。

従来法(ヤッペ法)
性交後72時間以内、さらにその12時間後の2回服用する方法です。

ノルレボ錠
2011年5月に緊急避妊薬として認可された薬剤で性交後72時間以内に1回服用します。
悪心・嘔吐など副作用の発生頻度は従来法(ヤッペ法)と比べて少ないというデータがあります。(個人差はあります。)

いずれの方法も100%の効果をもつものではありません。月経が予定より7日以上遅れるようなら妊娠の可能性がありますので受診して下さい。

【費用】(病気ではないので自費となります)
従来法(ヤッペ法):5,500円
ノルレボ錠:15,000円


 

 

ブライダルチェック

ブライダルチェックとは結婚を控えていたり、近い将来に結婚を予定している女性を対象にした検診です。妊娠・出産に影響を与えるような異常の有無を早期にチェックします。

【検査内容】
検査項目 チェック項目
(1)問診 月経周期、既往症、アレルギー、感染症など
(2)超音波検査 子宮や卵巣の発育状態、子宮内膜症・卵巣腫瘍など病気がないか
(3)子宮がん検査
(細胞診)
子宮頸がんの検査です
(4)分泌物検査 クラミジア・淋病・カンジダ・トリコモナス
(5)血液検査 感染症(梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎・風疹)貧血・肝機能・腎機能
(6)尿検査 尿たんぱく・尿糖

【オプション】
ホルモン検査(血液検査) 卵巣が正常に働いているかどうか

内診なしの超音波検査・血液検査・尿検査のみなど組み合わせへの変更も可能です。ご相談下さい。
血液検査(風疹は除く)、尿検査については男性にも対応させていただきます。

【受付】
診療時間内であればいつでも可能です。

【検査費用】(病気ではないので自費となります)
Aコース((1)~(4)、(5)感染症のみ):21,000円
Bコース((1)~(6)):26,000円
ホルモン検査:7,000円
※ホルモン検査に関しては採血時期が限定されます(月経周期の3~7日目)のでご希望の際はご確認下さい。


 

 

コルポスコープ


コルポスコープ

コルポスコープです

コルポスコープとは、子宮頚部(子宮の入口のことです)を拡大して詳しく観察する拡大鏡のことです。
子宮頚部に発生する子宮頸がんの検診は、まず細胞診で行われます。細胞診で異常(異形成といいます)が出た場合、組織診が必要になります。
細胞診は子宮頚部を広く擦って細胞を採取するので取りこぼしが少ないのですが、組織診では数ミリ角の組織を切り取って検査するので、どの部分を検査するかで結果が異なる可能性があります。
通常異形成の変化は子宮頚部全面におきるわけではなく、島のようにところどころにおきます。
したがって島の部分を外して組織検査をしても正確な診断はできないわけです。
この島の部分をきちんと見分けるのがコルポスコープです。コルポスコープは子宮頚部を拡大して観察することにより異常の有無をチェックします(コルポ診)。
コルポスコープで観察しながら組織診をおこなうことにより(ねらい組織診)、正確な診断をします。
痛みはありませんが、少し出血があります。コルポ診のあとは出血が止まることを確認しますので、30~60分ぐらい様子をみてから帰っていただきます。


 

子宮ファイバースコープ


子宮ファイバースコープ

子宮の内腔(子宮の中)を直接観察する器械です。過多月経、不正出血、不妊などの原因となる、粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープの診断・治療経過観察に威力を発揮します。
ファイバースコープの直径は3mmと細いので、ファイバーを挿入する際に痛みはなく、麻酔をかける必要はありません。当院では患者さんにもモニター画像を見ていただきながら説明をさせていただきます。