一定の間隔で周期的に反復する子宮内膜からの出血を月経といいます。正常な月経は月経周期(月経開始から次の月経の前日まで)が25~38日、月経持続期間が3~7日です。
月経の異常には周期の異常(頻発月経、稀発月経、無月経)、量の異常(過多月経、過少月経)、持続期間の異常、月経随伴症状(月経困難症)などがあります。
月経周期の異常はホルモンのバランスが崩れたときに起こります。基礎体温や血液中のホルモンの測定により診断します。生理痛などの月経随伴症状は子宮内膜症などの病気が原因となっていることも多く、市販の鎮痛剤での対応を漫然と続けると病気が進行してしまうこともあるので注意が必要です。